ネルマットレスにカビが発生!?カビが発生する原因について
ネルマットレスは通気性に配慮された構造で、高い快適性と機能性を備えています。
しかし、使用環境やお手入れ方法によってはカビが発生することもあります。
とくに日本の梅雨や夏場のような高温多湿の環境では、湿気がマットレス内部にこもりやすくなり、カビの発生を招く原因になります。
ネルマットレスを清潔に保ち、長く使い続けるためには、日頃から正しい使い方とケアが不可欠です。
ここでは、ネルマットレスにカビが発生する代表的な3つの原因について詳しく紹介し、どういった対策が有効なのかを理解する第一歩として役立ててください。
カビが発生する原因1・マットレス内部の湿気
マットレス内部に湿気がたまると、カビの温床になりやすくなります。
とくにネルマットレスはポケットコイル構造であるため、構造内部に湿気が残ると乾きにくい部分もあります。
寝ている間にかく寝汗は、見た目ではわかりませんが、少しずつマットレス内部に吸収され、通気性が悪い環境下では抜けずにこもってしまいます。
そのため、定期的に風通しをよくする、部屋の湿度を管理するなどの対策が重要です。
暑い時期は特に寝汗でマットレス内部に湿気がこもる
夏場は体温が上がりやすく、汗を多くかくため、マットレスの中に湿気がこもりやすくなります。
特にエアコンや扇風機を使わずに寝ている場合は要注意です。
室温が20~30℃と高いときは湿気がこもる
この温度帯はカビが活発に繁殖しやすい条件です。
室温管理と同時に除湿器や除湿剤を併用することで、マットレス内部の湿気を抑えることができます。
カビが発生する原因2・マットレスの汚れ
寝具は毎日使うものだからこそ、皮脂や汗、ホコリが自然と蓄積していきます。
これらは見えにくいものの、マットレスの表面や内部にたまると、雑菌が繁殖しやすくなり、やがてカビの発生につながります。
とくに、シーツやカバーを長期間洗わない、またはカバーなしで使用していると、汚れが直接マットレスに付着してしまい、清潔を保つことが難しくなります。
定期的な手入れとカバーの使用は必須です。
皮脂や汚れなどがたまり雑菌が繁殖する
人の体から出る皮脂や汗は雑菌のエサになります。
放置しておくと雑菌が増殖し、やがてカビへと変化します。
表面の清掃と通気性の確保が大切です。
汚れはカビの養分となる
カビは有機物を養分にして繁殖します。
つまり、皮脂やホコリなどの汚れを放置することは、カビを育てる環境を自ら作ってしまっていることになります。
カビが発生する原因3・マットレスの直置き
床に直接マットレスを敷いて使う「直置き」は、見た目にはスッキリしますが、マットレス下に湿気がこもりやすくなる大きな原因です。
フローリングや畳の表面温度と寝汗による湿気が組み合わさると、マットレスの底に湿気がたまり、カビが発生するリスクが高まります。
空気の流れが悪くなるため、直置きは避けるのが基本です。
通気性の良いすのこベッドなどを活用しましょう。
マットレスの下部に湿気がこもる
空気の通り道がないと、マットレスの底面に湿気が停滞しやすくなります。
毎日の使用で少しずつ湿気がたまっていき、気づかないうちにカビが発生します。
湿度60%以上と高いときは湿気がこもる
湿度が高い時期には、たとえ冷房を使っていても床との接地面の湿気が抜けにくくなります。
湿度管理を行い、時には陰干しで湿気を逃がしましょう。
ネルマットレスを直置きはおすすめしません!カビの発生を予防する方法を紹介
ネルマットレスは、快適な寝心地と体圧分散性能に優れた人気マットレスですが、その性能を最大限に活かすには正しい使い方が欠かせません。
とくに注意したいのが「直置き」での使用です。
床に直接置いて使うと、マットレスの下に湿気がたまりやすくなり、カビが発生する原因となります。
さらに、フローリングや畳などの床材にも影響を及ぼし、床自体がカビてしまうこともあります。
せっかく高品質なマットレスを使っても、使い方を間違えると快適な睡眠環境は損なわれてしまいます。
ここでは、ネルマットレスを清潔に、そして長持ちさせるためのカビ対策について詳しく紹介します。
これから使い始める方も、すでに使っている方も、ぜひ参考にして快適な睡眠を維持してください。
カビの予防法1・直置きせずにすのこベッドを使用する
マットレスを床に直置きして使っている方は要注意です。
床との接地面に空気が通らないため、寝汗などの湿気がこもりやすくなり、カビが発生するリスクが高まります。
これを防ぐためには、すのこベッドのように通気性に優れたベッドフレームを使用することがおすすめです。
すのこベッドは床との間に空間があるため、マットレスの下にも風が通り、湿気がこもるのを防いでくれます。
また、通気性のある設置方法は、マットレス自体の寿命を延ばす効果も期待できます。
すのこベッドを使うことでマットレス下部の湿気を予防する
すのこベッドは通気性が良く、マットレスにこもる湿気を逃しやすい構造です。
湿気のたまりやすい梅雨や夏場には特に有効です。
直置きはマットレスだけではなく床にもカビが発生しやすい
床との間に空気の流れがないと、マットレスだけでなくフローリングや畳の表面にもカビが発生することがあります。
床材の劣化にもつながるため注意が必要です。
カビの予防法2・1ヵ月に1回ほどマットレスを陰干しする
カビを防ぐためには、定期的な陰干しが効果的です。
特に日本の気候は湿気が多く、放置しているとマットレスの内部まで湿気がしみ込んでしまいます。
1ヵ月に1回を目安に、マットレスを陰干しすることで湿気を放出し、内部を清潔に保つことができます。
また、陰干しをする際は風通しの良い部屋で、しっかりと空気が通るようにすることが大切です。
直射日光は素材を傷める原因になるため避けましょう。
陰干しするときは壁に立てかける
マットレスは垂直に近い角度で壁に立てかけると、裏面の湿気も効率よく抜けます。
安定させるため、倒れないよう注意してください。
陰干しするときは窓を開けて風を通す
風の通り道を作ることで、マットレス内部の湿気を効率よく排出できます。
空気が循環しやすい環境を整えましょう。
梅雨の時期は2~3週間に1回は陰干しをする
湿気の多い時期は、通常よりも頻度を上げて陰干しするのが効果的です。
短期間で湿気がたまりやすいため注意が必要です。
天日干しはマットレスの劣化につながるのでNG
直射日光はマットレスの素材を劣化させる可能性があります。
変色や表面のヒビ割れを防ぐためにも、陰干しを基本としましょう。
カビの予防法3・3ヵ月に1回ほどマットレスの上下をローテーションする
マットレスは毎日同じ部分に体重がかかることで、湿気がたまりやすくなる傾向があります。
とくに同じ面を長期間使用し続けていると、その部分だけに湿気や汚れが集中してしまい、カビの発生リスクが高まります。
ネルマットレスは片面仕様のため裏返す必要はありませんが、上下をローテーションすることでマットレス全体の使用バランスを整えることができます。
これにより、通気の偏りやへたりを防ぎ、常に清潔で快適な寝心地を保つことが可能になります。
3ヵ月に1回を目安にローテーションすることで、カビ予防だけでなくマットレスの寿命を延ばすことにもつながります。
マットレスの特定の場所に湿気がたまるのを防ぐ
上下を入れ替えることで毎回違う部分が体を支えるようになり、湿気や圧力が一部分に集中するのを防ぐことができます。
カビの予防法4・ベッドカバーやボックスシーツを使用する
マットレスは直接体に触れる寝具ではないものの、寝ている間にかいた汗や皮脂が表面に染み込んでしまうことがあります。
そのまま放置すると汚れがたまり、カビや雑菌の温床になる可能性があります。
そこで、マットレスには必ずベッドカバーやボックスシーツをかけて使用することをおすすめします。
これらのカバーは湿気や汚れの直接的な付着を防いでくれるだけでなく、こまめに洗濯できるため衛生的です。
通気性の良い素材のカバーを選ぶことで、湿気のこもりも軽減され、カビの発生を抑える効果も高まります。
ベッドカバーやボックスシーツは頻繁に洗濯する
最低でも週に1回は洗濯する習慣をつけることで、常に清潔な寝具環境を保つことができ、カビ予防にもつながります。
カビの予防法5・壁とベッドの間に隙間をつくる
マットレスを壁にぴったりとくっつけて設置してしまうと、壁とマットレスの間に空気の流れがなくなり、湿気がこもりやすくなります。
とくに外壁側の部屋や北向きの壁は結露しやすく、マットレスや壁そのものにカビが発生するリスクが高まります。
これを防ぐためには、ベッドと壁の間に5cmほどの隙間を空け、空気が通りやすい空間を確保することが重要です。
ちょっとしたスペースですが、この隙間があるかないかで通気性は大きく変わります。
湿気がこもらない環境を整えることは、マットレスを長持ちさせるための基本です。
壁とベッドの間の隙間は5㎝ほど空ける
この隙間があることで空気が流れ、湿気が溜まりにくくなります。
家具の配置時にあらかじめ確認しておきましょう。
マットレスだけではなく壁にもカビが発生するのを防ぐ
カビは布製品だけでなく壁紙やクロスにも発生するため、壁との間に空間を作ることで二重の予防効果が期待できます。
カビの予防法6・毎日窓を開けて換気する
カビの予防には部屋全体の湿度管理が欠かせません。
毎日の換気はシンプルながら非常に効果的な方法です。
寝室は人の体温や呼気で湿気がたまりやすい場所なので、毎朝起きたらすぐに窓を開けて空気を入れ替える習慣をつけましょう。
たとえ5~10分でも空気の流れを作ることで、部屋にこもった湿気を外に逃がすことができます。
エアコンの除湿機能やサーキュレーターと併用すればさらに効果的です。
とくに梅雨や冬場の結露が気になる時期は意識して換気を行いましょう。
窓を開けてマットレスの風通しをよくする
換気によってマットレス周辺の湿気も逃げやすくなり、カビの原因となる湿度の上昇を防ぎます。
毎朝の習慣として取り入れましょう。
ネルマットレスにカビが発生したらどうしたらいい?カビの対処法について
どれだけ気をつけていても、湿気の多い日本ではマットレスにカビが発生してしまうことがあります。
特に寝汗や室内の湿度、マットレスの直置きなどが重なると、通気性の高いネルマットレスでも完全にカビを防ぐのは難しい場合があります。
もしカビを見つけてしまったときは、放置せずすぐに対処することが重要です。
ここでは自宅でもできる安全なカビ対処法を詳しく紹介しますので、マットレスを清潔に保つ参考にしてください。
カビの対処法1・消毒用エタノールで除菌する
ネルマットレスにカビが発生した場合、自宅でできる方法としてまず推奨されるのが、消毒用エタノールを使った除菌です。
消毒用エタノールには殺菌効果があり、軽度なカビや表面に付着した菌の除去に適しています。
ただし、黒カビなど深く根を張ったカビには効果が限定的なため、状況に応じて使い分けることが大切です。
また、マットレスを傷めずに処理するには手順と注意点を守ることが重要です。
以下のような道具と方法を準備しましょう。
【準備するもの】
・濃度70~80%の消毒用エタノール |
作業時にはカビの胞子を吸い込まないよう、必ずマスクを着用し、皮膚の保護のために手袋やゴーグルを使用しましょう。
エタノールはスプレーボトルでカビのある部分に吹きかけ、しばらく放置した後にタオルやキッチンペーパーで軽く拭き取ります。
その後、ドライヤーでしっかり乾かすことがポイントです。
湿気を残すと再発の原因になりますので、乾燥は念入りに行ってください。
【注意点】
・部屋の換気をしながら行う |
この方法はあくまでも応急処置の一つであり、完全に除去できない場合もあります。
もしカビの範囲が広がっていたり、何度も繰り返すようなら、衛生面を考慮して買い替えを検討するのも一つの選択肢です。
マットレスの寿命を延ばすためにも、日頃から予防を徹底し、早期発見・早期対処を心がけましょう。
除菌の手順1・消毒用エタノールをカビが生えている場所が湿るくらい噴射する
カビが発生した部分には、まず消毒用エタノールをスプレーボトルに入れて使用します。
このとき、軽く吹きかける程度ではなく、しっかりと濡れるくらいの量を噴霧することが大切です。
カビの根が表面下に入り込んでいることも多いため、十分に湿らせることで有効成分をカビの内部まで行き渡らせることができます。
なお、使用するエタノールは濃度70~80%が推奨されており、それ以下だと殺菌力が弱く、それ以上では揮発が早くなり効果が薄れます。
作業時は換気をしっかり行い、吸い込まないようマスクを着用してください。
除菌の手順2・エタノールを浸透させるため1時間ほど放置する
エタノールをしっかり噴射した後は、すぐに拭き取らず、一定時間放置することで殺菌成分をしっかりと浸透させる必要があります。
目安としては約1時間ほどです。
この間にエタノールがカビの根の奥まで浸透し、雑菌の繁殖を抑える働きをしてくれます。
ただし、放置中は揮発による臭気が発生する可能性もあるため、窓を開けて通気性を確保しておきましょう。
また、マットレスの内部に湿気がこもらないよう、日当たりのよい部屋や換気の良い場所で作業するのが理想的です。
除菌の手順3・ぬるま湯で濡らしたタオルで叩きながら拭き取る
エタノールをしっかりと浸透させたあとは、ぬるま湯で湿らせた清潔なタオルを用意し、トントンと軽く叩くようにして拭き取ります。
この「叩く」動作は、カビの胞子や菌を繊維の奥から浮き出させるために効果的です。
ゴシゴシと擦ってしまうと、マットレスの表面を傷めたり、カビの根を奥に押し込んでしまう恐れがあるため注意が必要です。
使用後のタオルは再使用せず、使い捨てるか高温で洗濯し、衛生管理を徹底しましょう。
この工程で見た目の汚れがかなり除去されるはずです。
除菌の手順4・ドライヤーを使い完全に乾燥させる
最後に必ず行うべきなのが、マットレスの完全な乾燥です。
湿った状態のまま放置すると、せっかく除菌したにもかかわらず、再びカビが発生する原因になります。
乾燥にはドライヤーを使い、カビがあった箇所を重点的に風を当てます。
温風と冷風を切り替えて使用するとマットレスの素材にも優しく、より効果的です。
時間に余裕がある場合は、陰干しを併用して数時間しっかり乾燥させましょう。
なお、天日干しは素材を劣化させる恐れがあるため避け、風通しの良い日陰での乾燥がおすすめです。
乾燥後は触って湿り気がないことを確認して完了です。
カビの対処法2・クリーニング業者に依頼する
マットレスに広範囲のカビが発生してしまった場合や、黒カビや強い臭いが気になる場合は、自力での除去では限界があります。
そのようなときは、マットレスの専門クリーニング業者に依頼するのが安心で確実な対処法です。
ネルマットレスはクリーニングが可能な構造のため、専門業者に依頼すれば、カビや臭い、ダニ、アレルゲンなどをしっかり取り除いてもらえます。
買い替えるよりも費用を抑えることができる点も大きなメリットです。
特にクイーンやキングなどの大型マットレスは処分にも手間と費用がかかるため、業者クリーニングを検討する価値があります。
注意点として、すべてのマットレスがクリーニング対応ではないため、依頼前にマットレスの素材や構造を確認しましょう。
マットレスサイズ | クリーニング費用の目安 |
シングル | 9,000~12,000円 |
セミダブル・ダブル | 11,000~14,000円 |
クイーン・キング | 14,000~19,000円 |
ネルマットレスの買い替えよりもクリーニングのほうが費用を抑えられる
マットレスの買い替えには最低でも数万円かかるのが一般的です。
ネルマットレスはシングルで約75,000円前後ですが、クリーニング業者に依頼した場合は約1万円前後で済むことも多く、経済的に大きな差があります。
特に軽度~中程度のカビ汚れであれば、買い替えるよりクリーニングの方が現実的な選択です。
ネルマットレスはクリーニング可能/マットレスの種類によってはクリーニング不可なので注意する
ネルマットレスは洗濯やクリーニングに対応している設計ですが、すべてのマットレスが同じではありません。
フォーム材が完全に乾かないタイプや、特殊な構造のものはクリーニングが不向きな場合もあるため、事前に確認することが大切です。
広範囲のカビはクリーニング業者に依頼する
カビが広がってしまった場合、家庭での処置では除去しきれず、逆にカビを広げてしまうこともあります。
特に黒カビなど根が深く広がるタイプは、自力で除去しても再発の可能性が高いため、専門業者に依頼するのが安全です。
匂いや黒カビが気になるときはクリーニング業者に依頼する
黒カビやカビ臭は、表面だけでなくマットレス内部にも広がっていることがあり、完全な除去は難しいです。
市販の消臭剤や除菌スプレーでは対応しきれない場合もあるため、専門の業者に任せることで確実に対処できます。
クリーニング業者ならシミ汚れやダニの除去も可能
クリーニング業者はカビだけでなく、汗ジミや飲みこぼしなどのシミ汚れ、ダニやアレルゲンの除去にも対応しています。
マットレスを衛生的に保ちたい方にとって、業者クリーニングは有効な選択肢となります。
カビの対処法3・対処法をしても改善しない場合は買い替えを検討する
カビ対策をしっかり行っても改善しない場合や、カビの範囲が広がってしまっている場合には、マットレスの買い替えを検討する必要があります。
とくに黒カビがマットレスの内部にまで浸透してしまっている場合は、除去が難しく、放置すると健康への悪影響も懸念されます。
ネルマットレスは抗菌・防ダニ仕様の素材が使われていますが、それでも使い方や環境によってはカビが発生することがあります。
湿度が高い環境での直置きや、陰干しなどのメンテナンスを怠ってしまうと、衛生状態が悪化し、マットレスの本来の快適性や耐久性も損なわれてしまいます。
カビが原因でアレルギー症状や呼吸器疾患を引き起こすケースもあるため、衛生面に不安がある場合は思い切って買い替えを検討するのも大切な選択です。
ネルマットレスの10年保証にはカビは含まれない
ネルマットレスには10年間の長期保証がありますが、カビの発生は保証対象外となります。
保証の対象は製造上の欠陥やコイルの大きな凹みなどであり、ユーザーの使用環境や手入れ不備によるカビや汚れについては、返品や交換の対象になりません。
したがって、日常的なメンテナンスが重要です。
マットレスは清潔に快適に保つのが理想/カビが原因の病気にも注意
マットレスは毎日肌に触れる寝具であるため、衛生的に使用することが何より重要です。
カビは見た目や臭いの問題だけでなく、アレルギーや喘息などの健康被害にもつながるため、放置は危険です。
特に小さなお子様や高齢者のいる家庭では注意が必要です。
【カビが原因で発症する病気】
・アレルギー性鼻炎 ・喘息 ・アスペルギス症 ・水虫 ・黒カビ症 など |
ネルマットレスは抗菌効果の高い素材を使用/長期間、清潔で快適に使うことができる
ネルマットレスは防ダニ・抗菌加工が施された表面素材や、通気性の高い構造を採用しており、カビが生えにくく長く清潔に使える設計となっています。
ただし、これは「予防効果」であり、使用環境やメンテナンス次第ではカビが発生するリスクもあるため、日々の手入れは欠かせません。
ネルマットレスのカビに関するよくある質問
ネルマットレスにカビが発生した場合の対処法を教えてください
ネルマットレスにカビが発生した場合は、まずカビの範囲を確認し、少量であれば消毒用エタノールを用いた除菌処理を行いましょう。
70~80%濃度の消毒用エタノールをスプレーし、1時間ほど放置した後、濡らしたタオルで優しく拭き取り、完全に乾かします。
処理後は必ず陰干しをして湿気を飛ばしてください。
ただし、黒カビや範囲が広がっている場合、自己処理では不十分なため、専門のクリーニング業者に依頼することが推奨されます。
匂いが取れない、マットレスの中にまでカビが浸透しているなどの状態であれば、買い替えを検討することも一つの選択肢です。
カビの再発を防ぐには、定期的な陰干しや換気、直置きを避けるといった日常のメンテナンスが重要です。
ネルマットレスの通気性はどうですか?カビ予防ができる構造ですか?
ネルマットレスは高密度ポケットコイルと通気性の良いウレタンフォーム素材を採用しており、空気の流れを妨げにくい構造になっています。
マットレス内部に湿気がこもりにくく、長時間使用しても熱がこもらないため、カビが発生しにくい設計です。
また、表面素材には抗菌・防ダニ加工が施されており、清潔さを保ちやすい点も特徴です。
さらにマットレス自体が軽量で、陰干しなどのメンテナンスがしやすい点もポイントです。
通気性に配慮された設計とはいえ、湿度が高い梅雨の時期や、室内の換気が不十分な環境ではカビが発生することもあるため、日々の通気・陰干し・使用環境の工夫がカビ予防には欠かせません。
ネルマットレスの匂い対策はどうしたら良いですか?防臭効果がある構造ですか?
ネルマットレスは新しいウレタン素材を使用しているため、開封直後はわずかなにおいを感じる場合がありますが、これは製造時に発生するものであり、人体に害はありません。
数日間部屋を換気しながら使用することで自然に薄れていきます。
構造的には通気性に優れているため、汗や湿気がこもりにくく、においの原因となる雑菌の繁殖を抑える効果が期待できます。
また、抗菌・防ダニ加工により、不快なにおいの発生を軽減する仕組みになっています。
対策としては、陰干しやこまめなシーツの交換、マットレスプロテクターの使用が有効です。
飲食物やペットによる汚れには速やかに対処することも防臭に繋がります。
ネルマットレスは偽物がありますか?フリマサイトやオークションサイトは危険ですか?
ネルマットレスは公式サイトおよび一部の提携先(Amazonなど)で正規販売されていますが、フリマサイトやオークションサイトなどの非公式販売ルートでは、模倣品や中古品、保証のない商品が出回っている可能性があります。
これらの非公式ルートで購入した商品については、120日トライアルや10年保証、返品・返金制度の対象外となるため注意が必要です。
また、商品が本物であっても、使用済みのマットレスにはカビやダニのリスクがあり、衛生面でも安全とは言えません。
安心して正規品を購入し、トライアルや保証制度を利用するためには、必ずネルマットレスの公式サイトまたは正規提携先で購入することをおすすめします。
ネルマットレスのカビを防ぐ方法について教えてください
ネルマットレスのカビを防ぐには、まず直置きを避けることが基本です。
床に直接置くとマットレスの下に湿気がこもり、カビの原因になります。
すのこベッドや通気性のあるフレームの上で使用することが推奨されます。
また、1ヵ月に1回はマットレスを立てかけて陰干しし、湿気を逃すようにしましょう。
加えて、マットレスの上下を3ヵ月に1回ほどローテーションすることで、湿気の偏りを防ぐことができます。
毎日の換気、除湿器の使用、壁から5㎝以上離して設置することも重要です。
さらに、マットレスの表面にはボックスシーツや敷きパッドを使い、汗や皮脂による汚れが直接付着しないようにすると、カビの発生を効果的に抑えることができます。
ネルマットレスはシーツや敷きパッドは使用したほうがいいですか?
はい、ネルマットレスにはボックスシーツや敷きパッドの使用を強くおすすめします。
これらを併用することで、汗や皮脂、ホコリがマットレス本体に直接付着するのを防ぎ、衛生的に使用できます。
特に防水性と通気性を兼ね備えたタイプのカバーを選ぶことで、汚れと湿気の両方をカットし、カビやダニの予防にもつながります。
シーツや敷きパッドは1週間に1度の頻度で洗濯し、常に清潔な状態を保つことが理想です。
また、マットレス本体の汚れを防ぐことで、長期間にわたり快適な寝心地と衛生的な環境を維持することができるため、日々のケアの一環としてぜひ取り入れてください。
ネルマットレスはどの面を使用したらいいですか?表裏はありますか?
ネルマットレスは片面仕様で設計されているため、使用する面が決まっています。
裏面は床に接する構造となっており、寝る面としての使用は推奨されていません。
そのため、表裏を反転させて使う必要はありませんが、定期的にマットレスの「上下(頭側と足側)」をローテーションさせることは推奨されています。
これにより同じ場所への体重の集中を避け、マットレスのへたりや湿気の偏りを防ぐことができます。
表面は通気性に優れた素材で作られており、長時間寝ていても蒸れにくく快適です。
正しい面を使用し、日々のケアとローテーションを忘れず行うことがマットレスの寿命を延ばすポイントです。
ネルマットレスは直置きできますか?どのようなベッドフレームを使用すればいいですか?
ネルマットレスを直置きすることは推奨されていません。
直置きすると、床との接地面に湿気がたまりやすくなり、カビの発生リスクが高まります。
また、通気性が悪くなり、マットレスの劣化を早めてしまうこともあります。
理想的なのは、すのこ構造や通気口のあるベッドフレームです。
空気の循環を促進し、マットレス下部の湿気を効率よく逃がすことができます。
また、ベッドと壁の間には5㎝以上のスペースを空けることで、マットレスだけでなく壁のカビ予防にもつながります。
どうしても直置きしたい場合は、除湿シートを敷く・こまめに立てかけて乾燥させるなどの対策が必要です。
ネルマットレスの保証対象にカビは含まれますか?
ネルマットレスの10年保証には、カビの発生は保証対象外となっています。
保証の対象は、製造上の不良やコイルの著しい凹み(3㎝以上)など、通常の使用で発生する品質に関する不具合に限定されています。
カビの発生は、使用環境やお手入れの有無に大きく左右されるため、ユーザーの管理責任とされているのです。
そのため、湿気がこもらないように通気性の良いベッドフレームを使ったり、定期的な陰干しや掃除を心がけたりすることで、保証の対象外であるカビの予防に努めることが大切です。
万が一カビが発生した場合は、自己処理またはクリーニング業者への依頼で対応する必要があります。
ネルマットレスの返品・交換の対象にカビは含まれますか?
いいえ、ネルマットレスの返品・交換制度において、カビの発生は対象外となります。
120日間のフリートライアル制度では「寝心地が合わなかった」「睡眠の質が改善しなかった」といった理由であれば返品・返金が可能ですが、マットレスに落とせない汚れや破損、カビがある場合は返品できません。
これは、カビの発生が使用者の管理やメンテナンス状況に大きく依存するためです。
返品を希望する場合は、返品前にマットレスの状態を確認し、汚れやカビがないよう清潔な状態で保管することが重要です。
返品制度を利用する予定がある方は、湿気管理や陰干し、シーツの使用など、日頃からのケアを丁寧に行いましょう。
参考:よくある質問(NELL公式サイト)
返品保証付きのマットレスを比較/ネルマットレスなどそれぞれのカビの発生について
商品名 | 保証期間 | 全額返金 |
ネルマットレス(NELL) | 120日間 | ◎ |
エマスリーブ | 100日間 | ◎ |
コアラマットレス | 100日間 | ◎ |
雲のやすらぎプレミアム | 100日間 | △ |
モットン | 90日間 | △ |
エアウィーヴ | 30日間 | △ |
ネルマットレスはカビが発生する?直置きは注意!カビの原因や予防法や対策についてのまとめ
ネルマットレスは通気性の良い素材や構造が採用されており、カビが発生しにくい設計となっていますが、使用環境や管理方法によってはカビが生える可能性があります。
特に注意が必要なのが床への直置きです。
床とマットレスの間に湿気がこもりやすく、梅雨時期や換気不足の環境ではカビの原因となります。
そのため、すのこベッドや通気性の高いベッドフレームを使用することが推奨されています。
また、マットレスを1ヵ月に1回程度陰干ししたり、上下をローテーションしたりすることで、湿気の蓄積を防ぐことができます。
すでにカビが発生した場合は、消毒用エタノールでの拭き取りやクリーニング業者の利用を検討する必要があります。
保証や返品にはカビが含まれないため、日頃からのこまめなお手入れと湿気対策が重要です。
カビ予防を意識した使用で、清潔で快適な睡眠環境を長く維持できます。